痛みや不安のない治療
痛みを感じさせない工夫
表面麻酔
当院では、麻酔針を指す前に、まずは歯茎に表面麻酔の薬をぬり、針を刺すときの痛さを軽減させる工夫をしております。
表面麻酔はゼリー状の塗り薬なのですので使用時には痛みはありません。
歯茎に薬を塗って2分ぐらいすると、歯茎がピリピリとした感じになり麻酔が効いてきますので、その状態で針を刺すと、ほとんど痛みを感じずに麻酔をすることが可能です。
極細針(33G)の使用
麻酔を打つ時の針は、細ければ細いほど、痛みを少なく抑えることができます。
歯科医療で使われている麻酔針は、一般的には「30ゲージ(0.25mm)」の針が使われておりますが、の針が当院では、最も細い「33ゲージ(0.2mm)」の針を使用しています。
上記の表面麻酔と併用することで、麻酔針を刺す時もほとんど痛みを感じずに打つことができます。
カートリッジウォーマー
通常、麻酔液は体温よりも低い室温で保管されていますが、冷たいままの麻酔液をそのまま使用してしまうと、その温度の変化により痛みを感じてしまう場合があります。
当院では、麻酔液を使用する前に、カートリッジウォーマーと呼ばれる専用の機械を使って麻酔液を体温と同じぐらいの温度(約37度)に温めてから使用しています。
これにより、温度の変化による痛みの発生を抑えることが可能になります。
笑気吸入鎮静法
笑気吸入鎮静とは、笑気ガスを吸入することで治療中の痛みを感じにくさせる方法です。
笑気ガスには、不安や緊張を和らげて精神的にも肉体的にもリラックスした状態にする効果もありますので、歯科恐怖症の方でも治療がスムーズに行えるというメリットがあります。
ゴム製のマスクで笑気ガス吸うだけで簡単に鎮静効果を得ることができますが、意識ははっきりとしていて、吸入をやめればすぐに元にもどります。
笑気麻酔は健康保険内で使用できますが、効果には個人差があり中には笑気麻酔が効きにくい方もいます。
副作用もほとんどございませんので小さなお子様でも安心して治療を受けて頂くことが可能ですが、妊娠可能性がある方や耳の疾患がある方など(中耳疾患)、笑気麻酔が適用できない場合もありますので、ご希望の方はまずはお気軽にご相談下さい。
静脈鎮静法
当院では、必要に応じて麻酔医の立会いのもと、静脈鎮静麻酔下での治療を行うことも可能です。
生体モニターや呼吸の状態を観察しながら点滴で少しずつ麻酔薬を入れていくことで、高いリラックス効果が得られます。
麻酔中はほぼ眠っている状態になりますので、術中の記憶は残りません。また笑気麻酔よりも効果が強いため、術後もしばらく安静にしていただく必要があります。
親知らずの抜歯やインプラント手術など侵襲の大きい処置を行う場合や、歯科恐怖症で何度も通院するのが苦痛なため集中して一度で治療を終わらせたいといった場合などに有効な麻酔法です。
削る部分をなるべく少なく
マイクロスコープを使用した精密治療
当院では、より精密な医療を提供するため、保険・自費問わず、必要に応じてマイクロスコープを使用して治療をさせて頂いております。
裸眼では見えにくいような細かな部分も拡大鏡を使ってしっかりと確認しながら処置を行うことで、削りすぎを防ぐことはもちろん、削り残しも防ぎ、虫歯が再発してしまうリスクを低く抑えるよう尽力しております。
う蝕検知液
う蝕検知液とは、虫歯になっている部分のみを染め出すことができる薬剤です。
虫歯治療を行う上で何よりも大切なことは、虫歯に感染した部分を取り残しなくしっかりと除去することですが、いくらキャリアのある歯科医師でも健全な歯と虫歯の部位を完璧に見分けることは不可能で、歯を残すことを意識しすぎるがあまり虫歯の除去が不十分だったり、時には健康な歯までも削ってしまう事もあります。
そこで当院では、う蝕検知液を使用して虫歯部分を染め出し、しっかりと目で確認しながら虫歯の取り残しや歯の削りすぎを防ぐように努めています。
恐怖心を取り除くための工夫
「なぜこの治療なのか」
「この治療のメリット・デメリットは?」
といったように疑問を持ちながら歯科治療を受けている方も少なくないと思います。
ですが、不安や恐怖、緊張を抱えたまま治療を行ってしまうと、痛みを軽減した治療も痛く感じてしまったり、お子さまの場合は恐怖で泣いてしまい、歯科医院が嫌いになってしまうことも多々あります。
痛みの少ない治療でも、頭では「よくわからないけど痛いだろう」というイメージが払拭できていないため「痛い」と感じやすくなるのです。
当医院では、治療プランの詳細な説明を行い、患者様に納得し ていただいたうえで安心の治療を行っていきます。