口の中のデキモノ/怪我(外傷)
お口の中にガンが出来るって知っていますか?
頬の内側や舌にできた腫瘍(できもの)には、良性の場合と悪性の場合があるため、検査によってきちんと診断する必要があります。症状に応じて外科的切除などの治療を行います。
早期に発見するほど治癒の可能性は高く、直径1センチメートル以下の悪性腫瘍ならば、通常は治療可能です。
ただの口内炎(こうないえん)だと判断せず、腫れている、えぐれている、色が変わっているなど気になる場合は遠慮無くご相談ください。
ケガをしてもあわてずに、適切な応急処置を!
顔や口元に強い力が加わると、歯が折れたり歯周組織が損傷したりすることがあり、このような場合は口腔外科で治療します。
歯のケガ(外傷)には、おもに破折性の外傷と脱臼性の外傷がありますが、なかでも多い外傷は歯冠の破折です。
外傷の治療法はケガの種類や場所によって異なりますが、重要なのは応急処置を適切に施すことと、できるだけ早く歯科医院で治療することです。応急処置を正しく行えば、抜けてしまった歯を再植できることもあるのです。
応急処置の施し方
外傷の種類 | 応急処置 |
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骨折 | 骨が折れていると思われる場合は、無理に動かそうとせず、できるだけ早く歯科医院に連絡して受診してください。 |
歯の動揺 | 歯がグラグラしていたり、歯の位置がズレていたりするときは、できるだけ刺激を与えないようにして、すぐに歯科医院へ連絡しましょう。 |
歯の破折 | 歯が欠けたり、折れたりした場合は、損傷した場所をむやみにさわらず、折れた破片を乾燥しないようにぬれたガーゼなどで包んで歯科医院に持っていきましょう。 |
歯の脱落 | 抜けた歯の状態が良ければ、もう一度元の位置に戻すことができます。 |
歯への強い刺激 | 歯に強い刺激が加わって歯茎の中に食い込んでしまった場合、さわったり動かしたりせずに、その状態のまま歯科医院を受診してください。 |
口腔内組織のケガ | キレイな水でうがいをしてケガの場所を洗い、ガーゼなどで止血します。 |
舌や唇が切れた | 唇や舌、歯茎などのお口まわりの組織が切れて出血した場合、傷口をガーゼなどで圧迫して止血してください。 |