歯の裏側や奥歯のホワイトニングはできる?ホワイトニングの疑問を解説
2025/08/20

こんにちは。代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院です。
ホワイトニングは、歯の色を自然な白さに近づけるための方法です。
「ホワイトニングで歯を白くしたい」と考える方の中には、歯の裏側や奥歯といった見えにくい部分はホワイトニングできるのかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ホワイトニングの種類から、奥歯や歯の裏側を白くする方法までを解説します。
歯のホワイトニングとは

歯のホワイトニングは、歯の表面に付着した黄ばみや着色を化学的に漂白し、歯を白く明るくする施術です。
ホワイトニングを行う目的は主に審美性の向上であり、歯の健康には直接関わらないものの、その見た目の改善によりデンタルケアに対する意識が高まったり、クリーニングを伴う定期的な施術によって虫歯や歯周病の予防につながったりするというメリットもあります。
歯のホワイトニングを行う場所には、大きく分けて歯科医院と美容サロンの二つがあります。
前者は歯科医師や歯科衛生士による専門的な処置であり、使用する薬剤の濃度や安全性において高い基準が設けられているため、より少ないリスクで白さを実感しやすいという特徴があります。
サロンホワイトニングは歯科医院よりも費用が抑えられている場合が多いというメリットがありますが、使用できる薬剤は限られており、歯そのものの色を漂白することはできないというデメリットがあります。
ホワイトニングの種類
ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースを使用し、患者さんが自宅で行うホワイトニング方法です。
メリットは、自宅で自分のペースで施術することができ、歯全体を均一にホワイトニングできる点です。
デメリットとしては、変化を実感するまでに時間がかかること、自分で施術する分、手間や時間がかかることなどが挙げられます。
オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニング方法です。
歯科医師や歯科衛生士が高濃度の薬剤を歯に塗布し、特殊な光を当てて歯の漂白を行います。
この方法は、ホームホワイトニングに比べて短時間で白さを実感できるという特徴があります。
デメリットは、薬剤が高濃度であるため歯に刺激を感じやすいこと、自由診療であり費用が高額であることなどです。
デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせた方法です。
最初にオフィスホワイトニングで速効的な白さを手に入れ、その後ホームホワイトニングで白さを維持するのが一般的な流れです。
この方法によって、短期間での変化と持続的な白さの両方を得ることができます。
2つの方法を組み合わせて行う分、費用はそのほかの方法よりも高くなります。
歯の裏側や奥歯をホワイトニングする方法
歯の裏側や奥歯を白くしたい場合に用いられるのは、ホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングの場合、専用のマウスピースに薬剤を塗布し、それを歯に装着してホワイトニングを行うため、歯の裏側に対してもしっかり薬剤を行き渡らせることができます。
奥歯などの外側からは見えにくい箇所に関しても、マウスピースを使用することで白くすることが可能です。
オフィスホワイトニングで奥歯や裏側を白くできない理由
ホームホワイトニングではマウスピースを使用するため、奥歯や歯の裏側といった見えにくい箇所もホワイトニングできます。
それに対しオフィスホワイトニングでは、前から4番目までの歯を主な対象としてホワイトニングを行います。
奥に位置する歯は、歯ぐきや口内の粘膜に薬剤がかかりやすく、刺激による痛みを引き起こす可能性があるため、基本的には施術対象外です。
また、オフィスホワイトニングは、薬剤を歯に塗った後に光を当てて作用を促進させるため、光が届きにくい歯の裏側はホワイトニングが困難です。
そのため、歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、基本的に奥歯や歯の裏側までホワイトニングすることはできません。
ホームホワイトニングの施術の流れ

ホームホワイトニングをする場合、まずは歯科医院で口腔内の検査を行います。
検査では、虫歯や歯周病がないかどうかを確認し、そういった情報をもとにホワイトニングが可能かを判断します。
もし虫歯や歯周病が見つかった場合には、まずはその治療を優先して行うことになります。
問題がなければ歯の色をシェードガイドと比較し、目標となる色を定めます。この段階で、口腔内写真を撮影するのが一般的です。
次に、歯の表面に汚れがついているとホワイトニングの作用が十分に発揮されないため、口内のクリーニングを行います。
その後、ホームホワイトニングで使用するマウスピースの型を取ります。マウスピースの製作には1〜2週間かかることが一般的です。
作成後に、薬剤とともに受け取ります。
自宅でのホワイトニングの実施にあたっては、始めにしっかりと歯を磨いて汚れを落とします。
その後、1歯あたり米粒程度の薬剤をマウスピースの内側につけ、マウスピースを装着します。
薬剤が外にはみ出た際にはティッシュで拭き取るようにしましょう。マウスピースをかみしめないように30分~2時間程度装着した後、水でマウスピースと口を軽くすすぎ、歯を優しく磨きます。
ホームホワイトニングの期間
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べて薬剤の濃度が10〜20%と低めのため、白さを実感できるようになるまで1日1〜2時間の装着を1〜2週間継続する必要があります。
継続的な使用によって、長期間にわたって白さを維持しやすくなります。
ホームホワイトニングの費用相場
ホームホワイトニングは自由診療ですので、歯科医院によって料金が異なります。
一般的な費用相場は、マウスピースと薬剤が含まれた価格で15,000〜40,000円程度です。
薬剤がなくなった場合でも、追加購入することでホワイトニングを継続することが可能です。
当院では、下記の料金で各種ホワイトニングを行っております。
当院のホワイトニングの料金
項目 | 内容 | 価格(税抜) |
---|---|---|
ハイブリッドポリリンホワイトニング | 8,000円 | |
オフィスホワイトニング | クリスタルブライトニング | 6,000円 |
ホームホワイトニング | 20,000円 | |
デュアルホワイトニング | 25,000円 |
まとめ

歯の裏側や奥歯といった見えにくい部分を白くしたい場合は、ホームホワイトニングが適しています。
歯を白くしたい目的や、期間、メリット・デメリットなどを踏まえて、自分にはどのホワイトニング方法が合っているのかを検討するようにしましょう。
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