歯がない箇所をそのままにするリスクと抜歯後の治療の選択肢を解説

      2025/01/20

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

こんにちは。代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院です。

健康的な生活を送るためには、口腔内の健康を維持することが重要です。
特に歯の健康は、全身の健康にも大きな影響を及ぼします。
そこで今回は、歯がない箇所をそのままにするリスクと、それに対する治療の選択肢について解説します。

 

歯を失う原因

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

歯を失う原因は多岐にわたりますが、特に多いのは虫歯や歯周病です。
虫歯は、口腔内の細菌が糖を分解するときに発生する酸によって歯のエナメル質が侵食され、最終的には歯を失う可能性がある病気です。
歯周病は歯を支える組織が炎症を起こし、進行すると歯が抜け落ちてしまう病気です。
歯周病、虫歯は歯を喪失する二大原因となっており、抜歯の原因の6割以上を占めています。

さらに、外傷による歯の喪失も少なくありません。
スポーツや不慮の事故などで強い衝撃を受け、歯が折れたり、抜け落ちたりすることがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりなどの習慣があると、歯に過剰な負担がかかり、結果的に歯が失われるリスクを高めます。
そのほか、矯正治療に伴う抜歯や埋伏歯の抜歯も、意図的にではありますが歯を失う原因となっています。

 

歯がない箇所をそのままにしておくリスク

歯並びやかみ合わせが悪くなる

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

歯がない部分を放置すると、その周りの歯が空いたスペースに移動し始めます。
この移動はゆっくりと進行するため自覚しづらいですが、長期間そのままにしておくことで、徐々に歯並びが乱れていきます。
歯並びが乱れると、かみ合わせが悪化し、あごの関節にも影響を及ぼす可能性があります。

 

ほかの歯に負担がかかる

歯はそれぞれが連携してかむ力を分散させていますが、一部が欠けるとそのバランスが崩れ、ほかの健康な歯が過剰に働くことになってしまいます。
これにより、歯の摩耗や亀裂、さらには歯を失う原因となることがあります。

 

ほかの歯の抜歯リスクが高くなる

前述したように、一部の歯が欠けたままの状態は、周囲の歯に過剰な負担をかけてしまいます。
また、かみ合わせが不安定になることで、歯や周辺組織に不均一なストレスがかかります。
その結果、ほかの歯の抜歯リスクも高くなります。健康な歯を守るためにも、早期に失った歯の対処をすることが重要です。

 

咀嚼力が低くなる

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

歯は食べ物をかみちぎったり、細かく砕いたりといった、消化器官への負担を軽減する役割を担っています。
そのため、一定本数の歯がなくなると、食べ物をしっかりとかめなくなり、咀嚼力が低下します。
咀嚼力が低下すると、食べ物が大きいまま胃に送り込まれるため、消化器官に過度な負担をかけることになります。
これが慢性的に続くと、消化不良や胃腸障害を引き起こす可能性があります。

 

発音・滑舌が悪くなる

歯は食べ物をかむ際だけでなく、言葉を発する際にも重要な役割を果たしています。
そのため歯が抜け落ちると、空気の流れや舌の動きが変わり、発音や滑舌に影響を及ぼします。
特に、前歯が欠けると「サ行」や「タ行」の発音が不明瞭になってしまいます。

 

口元の見た目が変わる

歯は口元の形状を支える重要な要素です。歯が欠けると、その部分が陥没するようになり、口元の見た目に影響を与えます。
また、唇や頬が内側に落ち込んでしまうことで、老けた印象になる可能性もあります。
その結果、外見に自信を持てなくなり、人間関係に影響を及ぼすこともめずらしくありません。

 

口臭が悪化する

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

歯が抜けて空いたスペースには、食べ物の残りカスや細菌がたまりやすくなります。
これが口臭の原因となり、口内環境が悪化することがあります。

 

顎関節症のリスクが高くなる

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

歯を失ったまま放置すると、かみ合わせのバランスが崩れ、顎関節症のリスクが高まる可能性があります。
顎関節症は、あごの関節や咀嚼に関わる筋肉に異常が生じ、口の開閉がしにくくなる病気です。
あごや顔の痛み、頭痛、耳鳴りなどさまざまな症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。

 

舌の悪癖が生じる可能性がある

歯は舌の動きを自然に制御し、舌の正しい位置を保つ手助けをしています。
しかし、歯が抜けた部分が生じると、そのスペースに舌が入り込みやすくなります。新たな空間に舌が頻繁に触れることで、舌が無意識のうちにその場所を探索し続ける癖がついてしまうためです。
この舌癖は、長期的には歯並びやかみ合わせにまで影響を及ぼす可能性があります。
例えば、前歯にできたスペースに舌が触れ続けることで、残っている前歯が前方に移動し、出っ歯や開咬につながるリスクがあります。
また、舌の動きが変わることで、特定の音を発する際に音声が不明瞭になったり、滑舌が悪くなったりすることもあります。

 

歯が抜けた場合の治療法

入れ歯

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

入れ歯は、取り外しが可能な人工の歯です。
部分的に失われた場合は部分入れ歯、全ての歯を失った場合は総入れ歯を使用します。
入れ歯は外科手術の必要がなく、保険が適用されるため費用もほかの治療法に比べて安価です。
ただし、装着感や口元の見た目が気になる場合があり、定期的な調整も必要になります。

 

ブリッジ

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

ブリッジは、失った歯の両側にある健康な歯にクラウンをかぶせて人工歯を固定する方法です。
健康な歯を削る必要がありますが、固定式のためしっかりとした装着感で、見た目も自然に仕上がります。
ただし、ブリッジを支える健康な歯には負担がかかるため、定期的な検診とケアが欠かせません。

 

インプラント

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院の歯を失った場合の治療

インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上にクラウンを装着する治療法です。
自然の歯に近い機能と見た目を持ち、固定力が高いという特徴があります。
周囲の歯に依存しないため、ほかの歯に負担をかける心配もありません。
ただし、手術が必要で、治療期間も長く、治療費用も高額になるというデメリットがあります。
また、あごの骨の状態によってはインプラントが適さない場合もあります。

 

まとめ

歯を失った場合、そのまま放置すると歯並びや発音、見た目の変化だけでなく、ほかの歯や消化器官、さらには顎関節にも悪影響が出る可能性があります。
だからこそ、抜歯をしなくて済む段階で治療ができるよう、早期発見を心がけることが大切です。
また、入れ歯、ブリッジ、インプラントといったそれぞれの治療法にはメリットとデメリットがあります。
歯科医師と相談しながら、自分に合った治療法を選びましょう。

 



医療法人社団大輝会 代々木クリスタル歯科医院:https://c-dental.com/

〒134-0091 東京都渋谷区代々木1-35-4 代々木クリスタルビル2階(北口駅ビル2階)
電話:03-3370-0550

交通アクセス
電車でお越しの方:JR・都営大江戸線代々木駅より徒歩0分

PAGE TOP