入れ歯を入れていることが目立ちにくい!ノンクラスプ義歯について解説

      2025/02/20

こんにちは。代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院です。

入れ歯の種類の一つである「ノンクラスプ義歯」は、目立ちにくさと装着感の良さを兼ね備えています。
金属性のバネ(クラスプ)が口を開けても見えないため、特に見た目の自然さを重視する方に適している入れ歯です。
本日は、特に若い方への人気が高いノンクラスプ義歯について解説します。

 

ノンクラスプ義歯とは

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

ノンクラスプ義歯は、通常の部分入れ歯で見られる金属のクラスプを使用せず、弾性プラスチックを用いて歯ぐきにぴったりとフィットするように作られた義歯です。

ノンクラスプデンチャーとも呼ばれており、見た目の美しさと機能性を両立させたデザインが特徴です。
通常の硬いプラスチック義歯とは異なり、歯ぐきに優しく、口の自然な動きに合わせて柔軟に適応します。

 

ノンクラスプ義歯のメリット

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

ノンクラスプ義歯が持つ魅力の一つは、入れ歯を装着していることが周りの人からわかりにくい点です。
笑ったり話したりする際に金属クラスプが見えないため、自然な口元を保つことができます。
さらに、ノンクラスプ義歯は金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
金属アレルギーを持っている方でも不安なく使用できるため、アレルギー体質の方々にとっても使いやすい入れ歯となっています。

また、使用されている弾性素材が歯ぐきに自然にフィットし、違和感を覚えにくいため、長時間装着していても負担が少ない点も特徴です。
かむ力を均一に分散することができるため、食事や会話をより楽しむことができます。
また、ノンクラスプ義歯は素材自体がにおいを吸収しにくい性質を持っているため、長期間使用しても清潔に保ちやすく口臭が発生しにくいという特徴もあります。

 

ノンクラスプ義歯のデメリット

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

ノンクラスプ義歯のデメリットの一つは、自由診療での作成となるため、保険適用の入れ歯よりも価格が高くなる点です。
もちろん、そのほかの入れ歯と同様に定期的なメンテナンスが必要となるため、その費用も考慮する必要があります。
さらに、ノンクラスプ義歯を使用することで虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
ノンクラスプ義歯は、歯と歯ぐきの境目を大きく覆ってしまうため食べかすやプラークが残りやすく、日々のケアを怠ると口腔内に問題が生じやすくなる可能性があります。

加えて、ノンクラスプ義歯はその構造上、変形のリスクが大きいともいわれています。
素材の柔軟性がもろさとして表れる場合もあり、変形が起こるとフィット感が損なわれてしまうことがあります。
そのため、取り扱いには細心の注意を払う必要があり、落としたり強い力を加えたりしないように心がけること、定期的なメンテナンスを心がけることが重要です。

 

一般的な入れ歯やインプラントとの違い

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

一般的な入れ歯は金属のクラスプを使用して固定されるため、笑ったり話したりすると金属部分が見えることがあります。
これに対してノンクラスプ義歯は、審美性を重視した設計がなされており、見た目の自然さが大きな特徴です。
一方インプラントは、顎骨に人工歯根を埋め込み、その上からかぶせ物をかぶせるタイプの義歯で、安定感が高く、見た目も自然です。
しかし、手術が必要で費用も高くなるため、誰もが気兼ねなく選択できるものではないというデメリットがあります。

 

ノンクラスプ義歯の治療の流れ

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

ノンクラスプ義歯による治療をする場合、まずは患者さんのお口や今お使いの入れ歯に関するお悩みや疑問を詳しく伺い、お口の健康状態やかみ合わせの状態もチェックします。
もし検査で虫歯や歯周病が見つかった場合には、それらの治療を優先して行います。
これらの問題を放置したまま入れ歯を製作して使用すると、虫歯や歯周病が悪化し、入れ歯が口内に合わなくなる可能性があるためです。

入れ歯の作成は、まずは型取りから行います。
患者さんのお口のサイズと形を反映した「個人トレー」を作成するための型取りをし、その後に個人トレーを使って入れ歯製作のための詳細な型取りを行うというのが一般的です。
型取りが済んだら、それをもとに入れ歯の土台を装着し、かみ合わせの高さやあごの位置、歯の配置が正しいか確認します。
フィット感を微調整したら、土台に人工歯を仮で並べ入れます。

次に、人工歯を並べた入れ歯を患者さんに仮装着していただきます。
この段階で、かみ合わせや見た目、装着感、バランスなどを確認し、必要に応じて調整を行います。
最終調整が済んだら、人工歯を本並べして入れ歯を完成させます。

 

ノンクラスプ義歯以外の義歯の種類

シリコン義歯

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

シリコン義歯は、シリコン素材による柔軟性と弾力性が特徴です。
食事や会話のときに生じる圧力を分散させて痛みを生じにくくさせるメリットや、破損しにくいというメリットがあります。
ただし、素材によっては汚れが付きやすいため、口腔内の健康を維持するためにはこまめなケアと歯科医院への通院が必要となります。

 

金属床義歯

代々木の歯医者、代々木クリスタル歯科医院のノンクラスプ義歯

金属床義歯は、強度と薄さが特徴です。
金属の特性により薄く作成できるため、異物感が少なく、日常の食事や会話がスムーズに行えるというメリットがあります。
さらに、金属床は温度伝導性が高いため、食事の温度をしっかりと感じ取ることができます。
デメリットとしては、破損してしまった場合に修理ではなく作り直しが必要になることが多い点が挙げられます。

 

磁性アタッチメント義歯

磁性アタッチメント義歯は、磁石を使用して義歯を固定するタイプです。
義歯が動かないようにしっかりと固定されていますが、取り外しも容易であるという特徴があります。
特に、あごの動きが大きい方や、義歯がずれやすい方にとって向いている義歯で、装着時の違和感が少ない点もメリットです。

 

コーヌス義歯

コーヌス義歯は、クラスプ(バネ)を使用しないため、審美性に優れています。
取り外し可能で清潔を保ちやすく、汚れが溜まりにくいのが特徴です。
また、小型で装着時の違和感が少なく、修理が可能なため長期間使用できます。
しかし、土台となる歯を削る必要があり、総入れ歯には対応できません。

 

まとめ

ノンクラスプ義歯は、その審美性と装着感の良さが魅力ですが、費用やケアの必要性など、注意すべき点もあります。
ほかの義歯の特徴なども踏まえ、自分に合った選択を行いましょう。

 



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